怪さんぽ山梨・清里をねり歩く ~標高1000メートルの廃墟天国~
■トンネルを抜けるとそこは廃墟でした
どうも最東です。
あ、最初にいっておきますがあれですよ。トンネルは抜けてないです。なんかそう書いておけば読者のみなさまが勝手にノスタルジィにかみ殺されるのではないかと思って、そう書きました。
ギャース!(隙を窺っていたノスタルジィに尻を噛まれる)
さて、清里といえば2022年の有害図書と中学生の必読図書、同時に登録された拙著『この場所、何かがおかしい』にも収録されています。(一部記事に妄想が挿入されていました。謹んでお詫びを申し上げます)
山梨県清里の清里駅前の廃墟群をご紹介したわけですが、いやいや本で紹介した廃墟なんて氷山の龍角散ですよ!ゴホン!
今回は怪紀行ではなく〝怪さんぽ〟として、『この場所、なにかがおかしい』に収録しきれなかった写真と、清里周辺の廃墟を中心にお送りしたいと思います。(思いマンモス~!と書きかけたけれど、寸前のところで理性で食い止めたよ)
■廃墟天国
廃墟 廃墟 廃墟~
廃墟を歩くと~
ポリに ポリに ポリに~
ポリにつか~まる~
さあみんなで 廃墟を歩こう
ポリスは廃墟で~ 待っている オー!
と、いうわけでご機嫌な廃墟天国からはじまりました。
山梨県の清里高原といえば標高1470メートルに位置する、ほぼ宇宙に行っちゃうくらい高い町です。
最盛期は〝ミニ原宿〟と呼ばれていた……的な話は本でも本ブログでも触れているので割愛するとして、場所じたいはすごくいいところでした。
さすがに酸素が薄いらしく、車(プリプリくん)に積んでいた自転車(JEEPくん)でちょっと走っただけでぜえぜえとすぐに息が上がる始末。
「デブだからだろ、このチビ」と吐き捨てたそこのアナタ!
違いますヨ!
最東はデブでチビですが、運動はしているのです。ちょっと走ったくらいじゃ息なんぞあがりません!STOPグルテン!
張りのあるお腹であちこちと散策しましたが、いやあ面白い面白い。
ミニ原宿と称されていたのは、あくまで清里駅前周辺のこと。確かに駅前にもたくさん廃墟があり、それはそれとしてそこでしか味わえない光景を満喫しました。
ですが、ちょっと車をブブーウウウン!!と走らせるだけで、あるわあるわ廃墟廃墟。
しかも、ちょっと洒落たデザインの廃墟が多いのです。
ここらへんが、リゾート地だった名残として残っていて非常に興味深いとともに、非日常感を演出していて、いい感じ。
最東が訪れた日は、非常に濃い霧が立ち込めていて、サイレントヒルや映画『ミスト』のような気分を味わえました。もしかすっと、今も霧の中で迷っているのかもね、あたい。(ホラー作家の本領発揮)
■日本一はなんだっていいものだ
清里高原から車でブボォオン!!とすこし走るだけで長野県に入ります。
そして、JRでもっとも標高の高い駅野辺山駅があります。
おっしゃれーな駅舎には旧駅舎のギャラリーがあったりして、ひと気のなさからは想像もできない綺麗さでした。標高は1345メートルで、月よりちょっと届かないくらいの高さです。
隣接していたお土産屋のお姉さんから話を聞くと、旧駅舎は木造の駅でとても人気があったのだそう。しかし、老朽化で今の駅舎になって残念がる人も多かったとか。
そして、清里高原にはあちこちにでっかいかぼちゃ? みたいなので作った牛とかウサギとか、化け物とかがありました。
初見ではビビりますが、慣れるとただただ「なんのかぼちゃなんだ……」と不思議に思うばかり。よし、調べてみよっと!
うーん、清里の萌木の里のブログにも登場していますが、「巨大カボチャ」としか書いていませんねえ。(サーチ不足)
なんか、どこかで聞いた気がするのですがあの巨大カボチャは食べられないんじゃなかったかしら。スイカにも四角いスイカとか、変な形に(人工的に)育てたものがありますがあれも食べるには適していないといいますものね。ほほ
もしも最東が本格ミステリー作家だったとしたら、確実にかぼちゃの中に死体を隠すね!(発見を遅らせるためだ、と探偵に指摘され絶句したい←それは犯人)
とにかく、清里には廃墟がいっぱいあって廃墟好きにとっては廃墟天国……ハッ!
廃墟 廃墟 廃墟~
廃墟を歩くと~
ポリに ポリに ポリに~
ポリにつか~まる~
さあみんなで 廃墟を歩こう
ポリスは廃墟で~ 待っている オー!
これはいわゆる伏線回収というやつでは?!
ほかにも、清里駅の裏にあった神社やJR鉄道最高地点の柱のそばにある社と絵馬など、あまり紹介されていないものなんかも写真に撮りました。
最東は清里高原のペンションに一泊したのですが、これがまためちゃめちゃいいところで感動したのですが、次回はこちらを中心に怪さんぽを書きたいと思っています。
ペンションと聞くと「こんや12じにだれかがしぬ」みたいな体験しちゃうんじゃ……と思いますが違いますよ!
さんぽと言いながら車に乗っていますが、廃墟を見つけては降りて周辺を歩いて撮影しました。車無しで歩くのに適しているとは言いにくい土地柄なのです。ほんとだよ!ほんとだって!だれか信じてくれよ!!(狼にかみ殺される)
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